はじめまして。管理人の「かんな」と言います。
私はこのブログの主人公「ちいちゃん」の長女です。東京在住のアラフォー、双子の母でちいちゃんと同居中。管理人としてちいちゃんとの日々を綴っています。（もしかするとそのうち本人も書き出すかもしれないけれど、今は面倒らしいのでとりあえず私が・・・笑）
身内が言うのもなんですが、ちいちゃんは波乱万丈の人生を送ってきました。すでに定年を迎え孫がいるような年齢の方達は、きっと皆さんそれぞれにドラマをお持ちでしょう。ですから、ちいちゃんの辛い体験や苦しい過去を並べて語る必要はないと思います。
でも、ちいちゃんは今、ようやく色々なしがらみから解き放たれて自由な日々を楽しんで生きています。悠々自適というほど余裕な生活ではなく、まだまだ現役の看護師。働きながらの毎日ではありますが、充実した様子です。どんな人生・経緯があって彼女の今の暮らしがあるのか。それをお伝えすることで少しでも皆さんの理解や共感を得られるのではないかと思い、綴っておきたいと思います。
ちいちゃんのこれまで
1955年 北海道生まれ。下町のラーメン屋を営む愛情深い両親の一人娘として育てられた（成長後、母の別れた夫のもとに姉と弟がいることを知る）。猫好きは子どもの頃から。得意は算盤で運動は苦手。家計に負担をかけないよう徒歩圏内の学校に通う。看護学校に入学して正看護師の資格を得て、終末期医療の現場で働き出す。
1980年前後〜2000年代：社会人になってまもなく学生時代の塾の先生（10歳年上）と再会し結婚、1年強で寿退社。3人の娘が生まれる。夫は自営業だったため、結婚後は献身的にそのサポートを続けた。子育てに忙しい時期にも簿記２級の資格を取り、経理を一手に引き受けていた。夫は経営者としては甘いところがあり、金銭的な苦労が続いた。厳しい時には看護師として復職し、何とか従業員に給与を支払うなど、生活のため、他人のために全てを費やして来た。家風の合わない夫の両親（二世帯同居）との付き合いなどにもストレスが多く、鬱になったことも。家業の経営が厳しく2004年、50歳手前で老健に復職。いじめを受けたが、乗り越えて何とか9年間勤めあげた。
2012年〜2015年：離婚。脳内出血で倒れてからは自宅での介護も始まっていたが、様々な要因で折り合いがつかなかった。※夫は私のところに身を寄せ介護施設に入所、病状悪化により2018年に亡くなりました。その後、家族が暮らした一軒家で、犬（2014年没）と猫との一人暮らしが始まる。私との海外旅行など新しいことにチャレンジしたり、友達が増え出したのはこの頃。
2015年〜2017年：定年を迎えるのを機に単身者用のマンションに引っ越しを決めたちいちゃん。郊外から街中へ移り、いくつか職場を移りつつもパートとして働き出す。
2017年〜現在：前年の母の死やかんな（私）の双子出産・育児スタートを機に東京進出（同居）を決める。娘の生活拠点が北海道・名古屋・東京と分散しているため、「ノマドママ＝ヘルプが必要な時には飛んでいくスタイル」を実現すべく、週３パート+αで生活している。
老後（？）の生き方で大事にしていること
こんな具合に、娘から見ても「身を粉にして他人に全てを尽くして来た人」です。あらゆる可能性にチャレンジできる家庭環境ではなかったし、キャリアと引き換えに得た結婚生活でも自分のことは最後。夫はちいちゃんを愛していましたが、甘えていました。時間やお金、可能性という意味では搾取されていたとも言えます。
ちいちゃんが今、自分の選んだ場所で自分のために時間を費やして稼ぎ、好きな友人と繋がって、たまの贅沢で旅行を楽しんだりしているのはまさに「第二の人生」だと思います。30代、40代の頃よりずっと若々しい表情で、明るく笑います。
「腰が痛い〜（泣）」と湿布だらけなのに子どもを抱えて動き回ったり、すっかり「楽しいばあちゃん」やってます。もともと天然ボケ発言の多いタイプでしたが、歳を重ねてのほほんぶりにも貫禄がついたというか・・・パワーアップして来ました（笑）。
さらに、ずっと犬がいた我が家で肩身の狭かった猫（ロシアンブルー）は相棒として非常に大事にされています。同居後もいかに彼が快適に過ごせるかを常に考えています。
「あ、こんなに猫が好きだったのか…」と犬派の私としては圧倒される猫可愛がり。自由ゆえに、主張や好きなことが明確になってくるものなのですね。
そんなちいちゃんが日々大事にしていることを聴いてみました。
たしかに。日々一緒に暮らしていてそれを強く感じます。自分からHAPPYを呼び込む姿勢で過ごすことは大事ですよね！
こんなちいちゃんとの暮らしの中で気づいたことやちょっとした事件、生活のオススメ品やたまに真面目なお話など色々書き綴っていこうと思います。一人でも多くの方に面白そうと思ってもらえたら嬉しいです。どうぞよろしくお願いします！
